打ち上げ・打ち下ろしホールの番手選び
― 高低差でのターゲット設定
平らな練習場と同じ感覚で打つと、打ち上げのホールではショートし、打ち下ろしのホールではオーバーしやすくなります。高低差がある時の番手の考え方を知っておくと、狙いのミスを減らせます。
なぜ高低差で距離が変わるのか
いつも使っている番手の「飛距離」は、平らな地面で計測した数字です。ターゲットが自分より高い位置にある打ち上げでは、球が落ちるまでの距離が実質的に長くなり、同じ番手でも届きにくくなります。逆に打ち下ろしでは、落下点までの距離が短くなるため、思ったよりも球が伸びてオーバーしがちです。
打ち上げホールの番手選び
グリーンが自分より高い位置にある場合は、平らな距離の目安よりもワンクラブ大きめを選ぶのが基本です。高低差が大きいほど、番手を上げる幅も大きくなると考えておきましょう。フルスイングで無理に距離を出そうとすると引っかけなどのミスにつながりやすいため、大きめの番手でいつも通りの振り幅を心がけるのが安全です。
打ち下ろしホールの番手選び
逆にグリーンが低い位置にある打ち下ろしでは、平らな距離の目安よりもワンクラブ小さめを選びます。「距離が残っているように見えて、実際にはオーバーする」のが打ち下ろしでの典型的なミスです。手前のバンカーや傾斜を計算に入れつつ、控えめな番手で刻む判断も有効です。
ターゲット設定の考え方
- 高低差が大きいホールほど、目でグリーンの位置を確認してから番手を決める。
- 迷ったら「大きめの番手でハーフ〜7割の振り幅」の方が、フルスイングの小さい番手より方向が安定しやすい。
- ヤーデージ表に高低差の目安が書かれているコースもあるので、スタート前に確認しておく。
傾斜(左足上がり・下がり)との違い
「高低差」はターゲットまでの高さの差、「傾斜」は自分が立っている地面の角度の話です。打ち上げ・打ち下ろしのホールでは、この両方が同時に絡むことも多く、番手選びと構え方の両方を調整する必要があります。傾斜地での構え方は「傾斜の打ち方」の記事もあわせて参考にしてください。
練習でできる確認法
- 練習場でも「今日は1番手大きめで打つ」など、あえて番手を変えて球の高さ・距離感の違いを体感しておく。
- ラウンド後にスコアカードやメモで、高低差のあるホールの結果を振り返り、自分なりの番手調整の感覚をつかむ。
- 距離計に高低差測定機能があれば、練習ラウンドで実際の高低差の数値を確認してみる。
【体験メモ】 40代・ゴルフ歴2年。打ち上げのショートホールでいつも同じ番手を選んでは手前に落とし続けていたが、「高低差があるときはワンクラブ大きめ」を意識するようになってから、グリーンを外す回数が減った。逆に打ち下ろしでオーバーして奥のラフに入れることも多かったが、小さめの番手で刻む判断ができるようになり、大叩きが減ったと感じている。
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よくある質問
打ち上げ・打ち下ろしで、どのくらい番手を変えればいい?
高低差が大きいほど調整幅も大きくなります。目安として、打ち上げならワンクラブ大きめ、打ち下ろしならワンクラブ小さめから試し、自分の感覚に合わせて調整していくのがおすすめです。
高低差がどのくらいあるか分からない時は?
ヤーデージ表やコース案内板に高低差の目安が書かれていることがあります。分からない場合は、明らかに見上げる・見下ろす感覚があるかどうかで、番手を1つ調整する意識だけでも効果があります。
傾斜地でもあるホールはどう考える?
高低差(距離の調整)と傾斜(構え方の調整)は別の要素です。両方が絡むホールでは、まず番手で距離を合わせ、そのうえで傾斜なりに構えることを意識すると整理しやすくなります。