弾道の高さを操る
― 低い球・高い球の打ち方
いつも同じ高さの球しか打てないと、木の下から出せない・ハザードを越えられない・風に流されるなど、対応できない場面が増えます。ボール位置とハンドファーストの度合いを変えるだけで、弾道の高さはある程度コントロールできます。難しい特別な技ではなく、構えの調整でできる範囲から始めましょう。
なぜ高さを操れると有利なのか
コースには「木の下を通す」「バンカーやOBゾーンを越える」「向かい風で抑えたい」「硬いグリーンで止めたい」など、いつもの高さでは対応しづらい場面が必ず出てきます。高さの選択肢を1つでも持っておくと、トラブルからの脱出や安全な逃げ方の幅が広がり、大叩きを避けやすくなります。
低い球の打ち方:ボール位置を右へ、ハンドファーストで
低い球はロフトを立てて打つのが基本です。ボール位置をスタンス中央〜やや右寄りにし、グリップエンドが目標方向へ出るハンドファーストの構えを作ります。バックスイングはコンパクトにし、フォロースルーを低く長く出すイメージにすると、余計にボールが上がらず抑えた弾道になります。フィニッシュを高く上げすぎないこともポイントです。
高い球の打ち方:ボール位置を左へ、フェースを立てて構える
高い球を打つときは、ボール位置を普段よりやや左寄り(左足側)にし、体重をわずかに右に残したまま最下点の手前でとらえるイメージを持ちます。手首をこねて上げようとするとミスにつながるため、あくまで構えとボール位置の変更で自然に上がるようにするのがコツです。フィニッシュは高く、最後まで振り抜きましょう。
シーン別の使い分け
- 木の下から脱出:低い球で枝の下を通す。無理に高く上げようとせず、まずは確実に前に出す。
- ハザード越え・グリーンを狙う:高い球でキャリーを出し、硬いグリーンでも止まりやすくする。
- 向かい風・横風の日:低い球で風の影響を抑える(→ 風の中でのゴルフも参考に)。
- 傾斜からのショット:傾斜の種類によって出やすい高さが変わるため、→ 傾斜地の打ち方と合わせて確認する。
練習のポイント
- まずは低い球から練習すると再現性が高く、感覚をつかみやすい。
- 同じ番手で「普段の高さ/低め/高め」の3種類を打ち分け、弾道の違いを目で確認する。
- 練習場では球の高さだけでなく、着地後の転がりまで見ておくと本番で使いやすくなる。
【体験メモ】 40代・ゴルフ歴1年。木の下に打ち込んでしまい、いつも通りのスイングで枝に当てて余計に状況を悪くしたことがある。それ以来、まずは低い球でボール位置を右にして「とにかく前に出す」ことを優先するようにしたら、トラブルからの1打で大叩きを防げる場面が増えた。高い球はまだ安定しないので練習場で数を打って感覚をつかんでいるところ。
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よくある質問
低い球と高い球、どちらを先に覚えるべき?
低い球のほうが再現性が高く、ミスも少ないため先に覚えるのがおすすめです。ボール位置を右にしてコンパクトに振るだけで大きな変化が出やすく、練習の成果を感じやすいです。
手首でボールを上げようとしてもいい?
手首でこねて上げようとすると、ミート率が落ちてスライスやトップの原因になります。高さはあくまでボール位置と構えで作り、スイング自体は普段と大きく変えないことが安定のコツです。
アイアンとウッドで打ち方は変わる?
基本の考え方(ボール位置を動かす)は共通ですが、ウッドは元々ロフトが立っているため変化が小さめです。まずは短いアイアンで低い球・高い球の感覚をつかむと練習しやすいです。