プリショットルーティンの作り方
― 毎回同じ準備で決める
プロが打つ前に必ず行う一連の動作=プリショットルーティン。実は上達の近道は、スイング改造より「毎回同じ準備」を持つことにあります。動作を固定すると再現性が上がり、緊張やプレッシャーにも強くなります。この記事では、誰でも今日から使える基本の5ステップと、自分用ルーティンの作り方を紹介します。
プリショットルーティンとは
ボールの後方に立ってから実際に打つまでの、決まった一連の動作のことです。狙いの確認、素振り、アドレスの入り方までを「いつも同じ順番・同じリズム」で行います。上級者ほどこの手順が一定で、初心者ほどバラバラになりがちです。
なぜ効くのか(3つの理由)
- 再現性が上がる:準備が同じなら、スイングも安定しやすい。
- 雑念が消える:やることが決まっていると、余計な考えが入りにくい。
- 緊張に強くなる:手順に集中することで、結果への不安から意識をそらせる。
基本の5ステップ
- ボール後方から狙いを見る:ターゲットの真後ろに立ち、打ちたい方向と弾道をイメージする。
- 目標と「スパット」を決める:ボールの30cm〜1m先の芝の傷や色の変化など、近くの目印(スパット)を選ぶと方向を合わせやすい。
- 素振り1回でイメージを作る:打ちたい強さ・リズムを1回だけ確認。ここで振りすぎない。
- スッとアドレスに入る:スパットにフェースを合わせ、足・腰・肩を目標線と平行に。
- 止まらずに打つ:構えたら長く止まらない。決めたら迷わず振る。
時間の目安
後方に立ってから打つまで、おおむね10〜15秒が目安です。長すぎると力みや迷いが生まれ、プレーも遅くなります。「短く・一定に」がコツです。
緊張する場面ほど効く
1番ティー、池越え、大事なパット——プレッシャーのかかる場面ほど手順が乱れがちです。こういうときこそ「いつもと同じルーティン」に徹すると、体が普段どおり動いてくれます。結果ではなく手順に意識を置くのがポイントです。
自分用ルーティンの作り方
- 上の5ステップをベースに、素振りの回数や呼吸のタイミングなど、自分がしっくりくる形に固定する。
- 一度決めたら変えない。練習場でも同じ手順で打ち、体に染み込ませる。
- ショット用・パット用の2種類を用意しておくとよい。
プレーファストとの両立
ルーティンは「素早く・一定に」が理想。自分の順番が来る前に距離・番手・狙いを決めておけば、構えてからは10秒ほどで打てます。丁寧さと速さは両立できます。
【体験メモ】 40代・ゴルフ歴1年。スイングをいじるより、後方から狙いを見る→素振り1回→スッと構えて打つ、の順番を固定しただけで、ショットのばらつきが減った。特に1番ティーで「いつもと同じ手順」に集中すると、緊張で体が固まる感じが軽くなった。長く構えるほど当たらないと気づいてからは、決めたら止まらず振るようにしている。
動画で学ぶ(外部)
よくある質問
ルーティンは長い方がいいですか?
いいえ。長すぎると力みや迷いが生まれ、プレーも遅くなります。後方に立ってから打つまで10〜15秒を目安に、短く一定にするのがおすすめです。
パットにもルーティンは必要ですか?
必要です。距離感を決める素振りやライン確認の手順を固定すると、短いパットのミスが減ります。ショット用とは別に、パット用の手順を用意しておきましょう。
途中で気が散ってしまったら?
無理に打たず、いったんアドレスを解いて後方からやり直しましょう。中途半端なまま打つのが一番のミスの原因です。仕切り直しも含めてルーティンです。