HOLE 03 / LESSON

フェード・ドローの打ち分け
― 持ち球を作って狙う

スライスやフックが「意図しない曲がり」なのに対し、フェードとドローは狙って出す曲がり。持ち球(いつも同じ方向に曲がる球)が1つあると、狙いどころが定まりコースマネジメントが一気にラクになります。まずは仕組みを理解し、片方を安定させることから始めましょう。

フェードとドローとは

  • フェード:右打ちで、ゆるやかに右へ曲がる球。高く上がり、止まりやすい。
  • ドロー:右打ちで、ゆるやかに左へ曲がる球。ランが出て飛距離が伸びやすい。

大きく曲がりすぎるのがスライス/フック。フェード・ドローは「コントロールされた小さな曲がり」です。

曲がりの仕組み(フェースと軌道)

ボールの曲がりは、主にインパクトのフェースの向き(打ち出し方向をほぼ決める)とスイング軌道(両者の差で曲がる量と向きが決まる)で生まれます。ざっくり言えば「フェースの向きに対して軌道が右ならフェード、左ならドロー」。この関係を覚えると調整がしやすくなります。

ドローの打ち方

スタンスをやや右向き(クローズ)にし、その向きに沿ってややインサイドアウトに振る。フェースは目標に対してわずかに閉じ気味に。強く握って手を返しすぎると引っかけになるので、あくまで“ゆるやかに”。

フェードの打ち方

スタンスをやや左向き(オープン)にし、その向きに沿ってややアウトサイドインに振る。フェースは目標に対してわずかに開き気味に。曲げようと大振りせず、コンパクトに振り抜くのがコツです。

まずは持ち球を1つ安定させる

両方を器用に打ち分けるより、「自分はフェード(またはドロー)」と決めて1つを安定させるのが実戦的。曲がる方向が読めれば、その反対側から狙って安全なマネジメントができます。多くのアマチュアはフェード(右曲がり)のほうが安定させやすい傾向があります。

コースでの使いどころ

  • ドッグレッグ(左折れ=ドロー、右折れ=フェード)で曲がりに沿わせる。
  • OBや池と反対側から曲げて戻す“逃げ”に使う。
  • 風に負けにくい弾道を選ぶ(低いドローなど)。

ただし基本ができていないうちに曲げ球ばかり練習すると、スライス・フックが悪化することも。まずはまっすぐの再現性があってこその打ち分けです。

【体験メモ】 40代・ゴルフ歴1年。最初は「かっこいいドローを打ちたい」と練習したが、引っかけが増えて逆効果だった。無理に曲げず、自分のわずかなフェードを“持ち球”として受け入れ、狙いを少し左にするようにしたら、方向性もスコアも安定した。曲げるより「曲がりを味方にする」感覚が実戦的だと感じている。

動画で学ぶ(外部)

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よくある質問

初心者も打ち分けをやるべき?

まずはまっすぐ(再現性の高い球)を優先しましょう。曲げ球は、ある程度ミートが安定してから。基礎ができる前に曲げようとすると、スライス・フックの悪化につながります。

スライスとフェードの違いは?

方向は同じ(右打ちで右へ)ですが、フェードは狙って出すゆるやかな曲がり、スライスは意図しない大きな曲がりです。曲がり量とコントロールの有無が違います。

どちらの持ち球がいい?

どちらでも構いません。安定して同じ方向に曲がることが大事です。一般にフェードは方向性、ドローは飛距離に有利とされますが、まずは自分が安定する方を持ち球にしましょう。