HOLE 02 / COURSE

グリーン・芝の種類ガイド
― ベント芝・高麗芝の違いと攻略のコツ

同じ距離のパットでも、コースによって「転がりが全然違う」と感じたことはありませんか。その正体の多くはグリーンの芝の種類です。日本のゴルフ場で多いのはベント芝高麗芝の2種類。それぞれの特徴を知っておくだけで、初めてのコースでもパット・アプローチの読みが立てやすくなります。

ベント芝グリーンの特徴

ベント芝は葉が細く密度が高い西洋芝で、年間を通して均一に短く刈り込めるのが特徴です。転がりが滑らかで速く、順目・逆目による差も比較的小さいため、「素直に転がる」グリーンとされます。冷涼な気候を好むため、標高の高いコースや北日本、避暑地のリゾートコースに多く採用されています。夏場の高温多湿にはやや弱く、猛暑期はコンディション維持のため水やり・エアレーション(穴あけ)が行われることもあります。

高麗芝グリーンの特徴

高麗芝は日本の気候に合った暖地型の芝で、葉が太く、芝目(芝の生えている方向のクセ)がはっきり出やすいのが最大の特徴です。ボールが芝目に沿って転がる「順目」では思ったより速く、逆らう「逆目」では大きく減速します。関東以西の暑さに強く、伝統的な名門コースにも多く見られます。冬は休眠期に入って地面がやや茶色くなり、グリーンの速さも落ち着く傾向があります。

芝目(順目・逆目)の見分け方

  • 光沢で見る:グリーンを覗き込んだときに白っぽくツヤがある方向が順目、暗く沈んで見える方向が逆目の目安です。
  • 太陽が沈む方向に伸びやすい:一般に芝は西日側(太陽が沈む方角)に伸びる傾向があるとされます。あくまで目安として参考に。
  • 穂先の向き:カップ周りをよく見ると、芝の穂先が寝ている方向が分かることがあります。
  • 迷ったらキャディ・スタッフに聞く:キャディ付きプレーなら芝目を教えてもらえることも多く、心強い情報源です。

グリーンの種類でパット・アプローチはこう変わる

ベント芝は転がりが素直な分、スピード(速さ)の見極めが最重要。試打パットで今日の速さの基準をつかんでからラウンドに入ると安心です。高麗芝は芝目の影響が強いため、同じ下り傾斜でも順目か逆目かでタッチが大きく変わります。「傾斜7割・芝目3割」くらいの意識で、迷ったら芝目寄りに強めに打つと大きなミスを避けやすくなります。アプローチでも同様に、逆目の高麗芝は転がりにくく止まりやすいため、キャリアを長めに設計するのがコツです。

季節でも変わるグリーンコンディション

芝の種類だけでなく、時期によってもグリーンの速さは変わります。エアレーション(穴あけ更新作業)の直後は転がりが乱れやすく、夏の高温期や冬の休眠期はいずれも速度が落ち着く傾向があります。予約サイトやコースの公式情報で「本日のグリーン状況」がアナウンスされることもあるので、目を通しておくと当日の戦略が立てやすくなります。

【体験メモ】 40代・ゴルフ歴1年。高麗芝のコースで下りの逆目パットを軽く打ちすぎてカップ手前で止まり、届かないミスを連発した。それ以来、逆目のときは「強めに、まっすぐ」を意識するようにしている。ベント芝のコースは総じて転がりが素直で、最初の1〜2パットで速さの基準をつかめば、後半は距離感が合いやすいと感じた。

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グリーンの種類はコース情報やコース紹介ページに記載されていることもあります。予約前にチェックして、狙ったグリーンでラウンドを楽しみましょう。

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よくある質問

ベント芝と高麗芝、どちらが初心者向きですか?

どちらでも楽しめますが、芝目の影響が少ないベント芝の方が「距離感さえ合えば転がりが素直」なぶん、初めてのうちは読みやすいと感じる人が多いようです。高麗芝は芝目を意識する必要がありますが、慣れれば逆にコースの個性として楽しめます。

芝目はどうやって確認すればいいですか?

グリーンの光沢(白っぽく見える方向が順目)やカップ周りの芝の倒れ方が目安になります。キャディ付きプレーならキャディに聞くのが確実です。

グリーンの速さはどこで確認できますか?

コース公式サイトや予約サイトのコース紹介に記載されることがあります。当日はスタート前の練習グリーンで実際に転がして基準をつかむのが一番確実です。