HOLE 02 / COURSE

スロープレー対策
― 進行を早める立ち回り完全ガイド

後続組を待たせてしまう「スロープレー」は、悪気がなくてもちょっとした立ち回りの違いで起きがちです。難しいテクニックは不要で、待ち時間の使い方や声のかけ方を少し変えるだけで進行はかなり速くなります。初心者・中級者向けに、当日から使える具体的なコツをまとめました。

なぜ進行を早める必要があるのか

多くのゴルフ場は1組あたり4時間前後を目安に進行しています。1組が遅れると後ろの組すべてが玉突きで待たされ、コース全体の進行が乱れます。上手い・下手の問題ではなく、「準備の速さ」と「段取り」で差が出るのがポイントです。

基本の考え方「レディゴルフ」

従来は「遠球先打(グリーンから遠い人が先に打つ)」が原則でしたが、近年はより実戦的な「レディゴルフ(Ready Golf)」の考え方が広まっています。安全が確保できる範囲で、準備ができた人から打つという発想です。仲間内のカジュアルなラウンドでは積極的に採用すると進行が大きく変わります。

  • 自分の番でなくても、打てる準備ができていれば先に打ってよい(同伴者と合意の上で)。
  • グリーン上だけは安全のため通常どおり遠球先打を基本にする。
  • 競技(コンペ・大会)では順番のルールがある場合もあるので事前確認を。

自分の番が来る前の準備

  • 歩きながら番手を決める:自分の球に近づく前に、残り距離とライを見て使うクラブを絞っておく。
  • 素振りは待ち時間に:打席に入ってから素振りを何度もするのではなく、順番を待っている間に済ませておく。
  • クラブは多めに持って移動:番手を2〜3本持って歩けば、カートや待機場所への往復が減る。→ カート・GPSナビの使い方
  • ティーショットの準備は前の組が打っている間に:ティーアップの位置決め、手袋の装着などは自分の番の直前ではなく先に済ませる。

プレー中の具体的な工夫

  • 球が見当たらないかもしれない時は暫定球を:OBやロストの可能性がある場合、その場で暫定球を宣言して打っておくと、探しに行って無ければ引き返す手間がなくなる。ルールの詳細はOB・ペナルティ・救済の基礎を参照。
  • 探す時間は目安5分:見つからなければ潔く切り上げ、後続組を先に通すか合流地点で追いつく判断をする。
  • 大叩きしたらピックアップも選択肢:練習ラウンドやカジュアルな回では、大幅にスコアが崩れたホールで拾い上げて次のホールに進むのも進行を守る工夫のひとつ。
  • グリーン上はテキパキと:マークやパット前の読みは、他の人がラインを読んでいる間に自分も済ませておく。パット後は速やかにカップから離れ、スコアの記入はグリーンを出てから。

グループ・カートでの立ち回り

  • 前の組との間隔を保つ:詰まりすぎると安全上のリスクにもなるため、前の組が見えなくなるほど離れているのに自分たちが待たされている場合はペースを見直す。
  • 後ろが詰まっていたら先に行かせる:1〜2ホール分あいてしまったら、短い組やシングルプレーヤーには先に行ってもらう配慮を。
  • カートは効率よく配置:全員が同じ場所に球を打つとは限らないので、カートを打球方向の中間あたりに停めておくと歩く距離が減る。
  • スコア確認・写真撮影は次のティーで:グリーン上や次のホールへの移動中に長々と話し込まない。

【体験メモ】 40代・ゴルフ歴3年。以前は自分の番が来てから番手を悩んだり素振りを繰り返したりして、気づけば毎回組全体が遅れがちだった。「歩きながら番手を決める」「待ち時間に素振りを済ませる」の2つを意識するようになってから、自分の準備時間がほぼゼロになり、周りからも「テンポがいい」と言われるようになった。焦らずに済むぶん、逆にスコアも落ち着いた気がする。

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よくある質問

レディゴルフとはどんな考え方ですか?

「遠球先打」にこだわらず、安全な範囲で準備ができた人から先に打っていく進行の考え方です。仲間内のカジュアルなラウンドで取り入れると進行がスムーズになります。競技では別途ルールがある場合もあります。

球が見つからない時はどうすればいいですか?

ロストやOBの可能性がある場合は、その場で暫定球を宣言して打っておくのがおすすめです。探す時間は5分程度を目安にし、見つからなければ切り上げて後続組を待たせないようにしましょう。

大叩きしそうな時はどうすればいいですか?

カジュアルなラウンドであれば、大幅にスコアが崩れたホールでボールを拾い上げて次に進むのも進行を守るための現実的な選択です。競技や正式なスコア提出が必要な場合はルールに従ってください。